フルブライト奨学金に落ちた話
1) フルブライト奨学金とは
アメリカに留学したい大学院生、社会人が受けることのできる奨学金で40,000ドルを上限として支給されます。(なんと往復渡航旅費、滞在費など色々な補償つき!)ネイティブの教授いわく、受かればprestigiousで周りに自慢できるとか(笑)そのため、各分野研究や仕事で実績のある人が受けてくるため、かなり競争率が高く、厳しい選考になるみたいです。
2) FLTA プログラムについて
私が受けたプログラムはFLTAプログラムといって、将来英語の先生になりたいといった人向けの奨学金です。このプログラムに受かれば、日本語をアメリカの大学で教えながら3食・寝床つきで、
なんとタダで過ごせます!授業も受けられます!そうなんです!とってもお得なんです!
3) 面接に落ちた話
それでは本題に入りたいと思います。
私は田舎の国立大学に通う文系の大学生....です(^^)普通の大学生です(笑)
大学生でもフルブライト出せるの?って思った方もいるかもしれませんが、FLTAプログラムは出せます(^^)/
特にこれと言って大きな実績はありませんが、「フルブライト奨学金に応募したい!」と1年生の頃から、ボランティア活動、英語学習、プレゼンテーションコンテストを頑張ってきました。
エッセイも練りに練って、大学のゼミの先生に何度も添削してもらい、TOEFLも最初46点くらいでしたが、最終的にはギリギリ80点台を出し、応募条件を満たしました。そして、ついに書類審査の準備に取り掛かります(^^)/
書類準備、これが本当に大変でした......(´;ω;`)
3つのエッセイ+レジュメ+個人情報等...約26枚ぐらいの膨大な書類を授業と並行しつつ、
猛烈な眠気と戦いながら書いてました!
そしてなんとか無事に書類! あとは書類審査の結果を待つのみとなりました......! この待つ時間が本当に苦痛でした(-_-;)毎日もやもやしながら、いつ結果くるのかな~といつもメール開いてばっかりいました(笑)何も集中できなかったです。
3週間経った頃に日米教育委員会から一通のメールが....!!!
ドキドキしながら開いてみると書類審査通過の文字が......!!!!!!
そこから大慌てで英語での面接練習も始めました。正直、私は他の参加者の方と比べて、学歴が良い訳でも、TOEFLの点数が格別高い訳でも、教職経験があるという訳でもなかったので、面接で取り返すしかない!と思いました。毎日、最低3回はオンライン英会話して、ネイティブの先生に発音から英語表現まで細かくチェックしてもらい、予想質問を10台くらい作って、とにかく練習しました。
そして、ついに面接当日。
面接は主にオンラインで行われました。おそらくOBであろう方が2名、アメリカ本部の方?が1名、日米教育委員会の方1名からそれぞれ質問をされました。
「なんでフルブライト奨学金に応募したの?」
「なんでこのteaching methodを使うの?アニメを教材として使いたいの?」
「アメリカに住むにあたって不安なことある?」
等質問されまくりでした....!!しかしながら、大体予測していた質問であったのと穏やかな雰囲気での面接であったため、特にパニックになるということはありませんでした。
そして無事に終了。
後は結果を待つのみだったんすが、本来9月末に結果が届くと言われていたため、結果がなかなか来ず焦りました。もしかしたら、選考に大分悩まれていらっしゃるのかな...それとも忘れられた!?とか考えながらもんもんとした日々を送りました。
そして、10月13日。ついに運命の時がやってきました。
「残念ながらあなたをnominateすることはできません。」
という内容が書かれていました。つまり、不合格だった訳です。
かなり衝撃だったので今でも鮮明に覚えています。TOEFLが微妙だったからかな....私がまだ教職経験がない学生だったからかな....いろんな考えが頭をよぎります。涙があふれて、止まりませんでした。 その日は一日中泣いていました。
しかしながら4年間真剣に頑張れたので、特に悔いはなかったです。自然と悲しみや悔しさは消えていきました。そういえば、ある方が書いていたブログでこんなことを書いていたような....
「不合格通知は挑戦した者にしか届かない」
もし実際に書かれていた方がこのブログを読んでいらっしゃったら、すみません。
とても素敵な言葉で、心に響いたので引用させていただきました。
確かに、倍率が高いながらも挑戦した自分はよく頑張った!
えらいぞ!自分!!
また、時間があればフルブライト奨学金のことやTOEFL対策のことについて書いていこうと思いますで、興味があればそちらの方もチェックお願いします(^^)/
